2019年11月3日日曜日

椅子のキャスターに髪の毛が絡まって動かない場合の対処方法|椅子のキャスターに髪の毛が絡まる場合の改造



椅子のキャスターが動かなくなる原因

事務用のデスクチェアには4~5個くらいのキャスターが付いていますが、使っているうちにだんだんと動きが悪くなりますよね。


この記事ではキャスターに絡まった髪の毛の取り除き方と、金輪際髪の毛が巻き付かなくなるようにデスクチェアのキャスターにカスタマイズを施した内容を紹介します。



私が現在使っている椅子はこれ↓






過去の記事で紹介しているのでそちらも良かったら読んでみてください⇒H-013というオフィスチェアがすこぶる良い


デスクチェアとしてはかなり満足しています。キャスターは5個のタイプです。


それでこのデスクチェアについているキャスターは、実はこの前に使っていたデスクチェアについていた古い物なんです。


この前に使っていたデスクチェアはメルカリで売ったのですが、売る際ににキャスターの車輪の軸にハンパなく髪の毛が巻き付いていたため、やむなく新しく買った椅子についていた新品のキャスターを付けて前のデスクチェアを売ったのでした。(全く同じキャスターだったので)


売る際にキャスターに巻き付いた髪の毛を取ろうと試みましたが、キャスター1個当たり2時間近く経っても髪の毛がなかなか取れなかったので、その時は髪の毛を取ることを諦めました。


2019年6月に上で紹介した新しいデスクチェアを買ったのですが、11月に入り殆ど動かなくなってしまったキャスターの髪の毛を取り除くことにしました。




キャスターに巻き付いた髪の毛の取り方


椅子は2019年6月に買った物でもキャスターが古いので殆ど回転しなくなりました。(前に使っていた時から数えると2~3年で使えなくなるほど髪の毛が絡まった)

ここでは今回私がデスクチェアのキャスターに絡みついた髪の毛を取り除いた方法を紹介します。


赤丸の軸のところに尋常じゃないくらいの
髪の毛が巻き付いていた

















写真はすでに髪の毛を取り除いた状態の物(髪の毛が巻き付いた状態の物はグロ過ぎてお見せできません)ですが、キャスターに巻き付いた髪の毛を取り除くのにかなり往生しました。


キャスターの軸それぞれに髪の毛が巻き付いているのと、両軸を橋渡しするように髪の毛が絡みまくっていたんです。


軸に巻き付いた状態と、その軸同士を
橋渡しして髪が絡んでいた










上のイメージ図は軸と橋渡しした髪の毛がそれぞれ3本ですが、この数十倍の数の髪の毛が絡みまくっていました。


ちなみにデスクチェアを使っている環境は、床はフローリングです。


私は男性で髪が短いですが、家族に髪の長い女性がいるので、その髪の毛を巻き込むようですね。


今回キャスターに巻き付いた髪の毛を取るのに使った道具が、


  • ハサミ(普通の文具用)
  • ラジオペンチ(先の細いタイプ)
  • 毛抜き(幅広と、先細りの2タイプ)
  • ピンセット(先が細いタイプ)

















ピンセットは先が細い物をさらにやすりで削って
シャープにしたもの
















キャスターに巻き付いた髪の毛を取り除く手順としては、


  1. ハサミでジョキジョキと髪の毛を切る(キャスターの軸をハサミで挟みながら切る感じ)
  2. ラジオペンチで髪の毛のカタマリをひたすら引き抜く
  3. ピンセットや毛抜きで髪の毛を取り除く



1と2を繰り返し、かなりの髪の毛が取れたところで3で細かい髪の毛を取っていく感じです。


毛抜きは先が細いタイプでもキャスターの軸まで届かないので、先が細いタイプのピンセットがかなり重宝しました。


最初は慣れるまで四苦八苦し、キャスター1個(1個当たり軸の2か所の髪の毛を取らなくてはならない)あたり1時間くらいかかっていましたが、慣れてくるとだんだんと時間短縮が出来てきます。


合計5個のキャスターの髪の毛を取り除くのになんと4時間もかかってしまいました。(最後の1個は2か所の髪の毛を取り除くのに30分とかかりませんでしたが)


新しいの買えばいいじゃんと思われるかもしれませんが、キャスターとしては全然壊れていないので、髪の毛さえ取り除けば全然使えますから。

なんでも新しく買えば良いという発想はエコロジストな私には浮かばないのでした。


↓ちなみに新しく買うとしたら恐らくこれが同じキャスターだと思います。



1,380円と安いですが、髪の毛が絡まったくらいでいちいち買い換えていたらそれこそ無駄。


髪の毛を取り除くのに4時間かかったので時給計算すれば8千円~1万円位に相当しますが、壊れていないのに買い換えるのは勿体ない。


勿体ないお化けが出るというものです。


一連の作業を終えて、同じ悩みを抱えている人って結構いるのかな?と思ってググってみたら、やはり同じ悩みを抱えている人は結構いるようですね。


一番多いのが美容師さん、散髪屋さん。


髪の毛を扱う仕事ですから当然ですね。


で、ググってわかったのですが、髪の毛を溶かすパイプユニッシュに10分付けておけば髪の毛が殆ど溶けてなくなるとのことです。


美容師さんがキャスターに絡まった髪の毛をどうしているか、2~3件ほど記事をみかけましたが、






















このパイプユニッシュでは20分キャスターを漬けても全然効果が無いとのことでした。



パイプユニッシュPRO




















このパイプユニッシュPROなら10分で殆ど髪の毛が溶けて無くなるようです。PROと名が付く方が髪の毛を溶かす能力が強いのかもしれませんね。



先にこの記事を読んでいればパイプユニッシュを買って試してみたかったです。



2度とデスクチェアのキャスターに髪の毛が絡まないようにカスタマイズ


今回の記事で一番言いたかったのが、キャスターを作っている業者さんは、髪の毛が絡まないキャスターを作ったら売れるのではないか?ということです。


髪の毛がキャスターの軸に対してどういう動きをして絡まっていくのかはわかりませんが、とりあえずキャスターの軸がむき出しになっているのはなんとかカバーして隠したいところです。


そこで取った方法が、「キャスターの車輪に当たらない程度にキャスター軸を隠す」という方法です。


そこで使ったのが、

キャスターに髪カラマン板

いたってシンプルな板

















キャスターに髪カラマン板」はいたってシンプルなプラスチック製の板が5枚入って980円です。

「キャスターに髪カラマン板」980円の購入はコチラ
























ウソで~~~す


「キャスターに髪カラマン板」980円なんて存在しません。


こんな感じなら髪の毛が絡まないんじゃね?と自作しました。


1.5cm×4cmくらいのプラ板に両面テープを貼っただけ













プラ板はたまたま家に有った100円均一のプラスチック製の板ですが、もし真似して作る場合は100円均一のプラ板に拘る必要はありません。



ダイソーPPシート












ダイソーのPPシートはそれなりの硬さもあり、ハサミでも切れるので加工がしやすいです。


キャスターの両輪の間に貼るので、多少の硬さは有った方が良いかと思いますが、キャスターの軸に髪の毛が侵入するのを防ぐことが一番大事なので、髪の毛より硬い素材であれば何でもよいと思います。


なんなら段ボール紙でも厚紙でもよいかも。


キャスターの大きさにもよりますが、プラ板の大きさはなるべくキャスターの軸が隠れる大きさ、且、キャスターの車輪の邪魔にならないようにするのがポイント。


車輪の邪魔にならず、軸を隠す
















強力両面テープで貼れば良かったかもしれませんが、効果があるかまだわからなかったので弱めの両面テープで貼ってみました。


この板があればキャスターの軸に髪の毛の侵入を防ぐことが出来そうな気がしません?


結局両面テープが弱くすぐ剥がれてしまったので、補強することにしました。



この板の上からビニールテープを貼ってみたのですが、キャスターの表面にシボ(凸凹の表面処理)がかけられていてビニールテープだとすぐに剥がれてしまいました。




ビニールテープを直接貼っても
すぐ剥がれる




















何かうちに強力なテープは無い物か?と探していたら、かなりの粘着力があるアルミテープがありました。


まずそのアルミテープをキャスターの本体にに貼ります。全部の面に貼る必要はありません。この上からさらにアルミテープを貼りますが、そのテープの付きが良くなるようにまずは土台として貼ります。



キャスターの周囲に貼る。

















次に土台として貼ったアルミテープの上から、幅1cmほどのアルミテープを貼ります。上から、下の板を通って反対側までふんどしを履かせるように貼ります。


キャスターの下を通し、
















反対側まで1cm幅のアルミテープを貼る


















逆から見るとこんな感じ


















下から見るとこんな感じ

















ライティングの関係で下から見た写真はアルミテープがオレンジ色になっていますが、要はプラスチックの板をキャスターにどう貼り付けるかがカギです。






アルミテープ1枚だと切れてすぐ剥がれるかもしれなかったので、この上からさらにビニールテープで補強し、再度アルミテープを貼りました。(ビニールテープもふんどし状に下にある板の上から回り込んでいます)


ビニールテープもふんどし状に板の上を通し、
さらに上からアルミテープで補強















アルミテープなら何でも良いかというと、そうでもないようです。アルミテープによっても粘着力が違います。


品番がわからないのですが、今回使ったアルミテープは

「NITOMS PRO SELF」

と芯に印字してありました。

多分これだと思います。


ニトムズ Nitomsアルミテープ 50X10 J3130














この方法(キャスターに髪カラマン板)で効果があるかどうかは何日か使ってみないと何とも言えませんが、DIYで資材費のみ(たまたま家に有った資材を使用)なので、ダメでも悔しく無いです。


今回の「キャスターに髪カラマン板」大作戦はこの両輪の形のキャスターにしか使えないんですよね。


↓こういう外側に軸があるタイプだとどうしたもんか。


髪が巻き付いたらパイプユニッシュPROで溶かすしかないのかも。


ていうかキャスターを作っている業者さんは髪が絡まないキャスターを作ればすくなくとも美容師さん理容師さんには需要があると思うのですがいかがでしょうか?


この「キャスターに髪カラマン板」大作戦の後日談は何か月後かになるかなあ~。

2 件のコメント:

  1. ×パイプフィニッシュ
    ○パイプユニッシュ

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  2. あっ!思い込みって怖いですね。ご指摘ありがとうございました。本文修正しときました。

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