「臭わない傘」
で検索してこのブログに来た人~
2014年6月現在ではどうやら存在しないようです。
ビジネスで外回りに使っているカバンの中がやたらと臭い。
原因は折り畳み傘にあるようだ。
雨が振り、カバンから折り畳み傘を取り出して雨をしのぐ。
外回りが続けば、濡れた傘を袋に入れて持ち歩くしかない。
そうすると傘袋の中で雑菌が繁殖して、臭くなる。
このブログで何度か紹介している、
「モラクセラ菌」
と思われる菌だ。
雑巾のような生乾き臭だ。
この不便さを解消する方法として2つ思いついた。
一つは、
「抗菌 傘ケース」
誰でも考えそうなことだが、探してみると意外にこの手の商品は少ない。
「SUSU傘ケースの商品一覧」
くらいしかヒットしないし、サイズが小さい。
最近の折り畳み傘といったら二段折りばかりだが、
いわゆる昔ながらの60cmや55cmの折り畳み傘が入る抗菌ケースは
売られていないのではないだろうか?
SUSUで是非出してもらいたいもんである。70cmまでのロング用もあるようだが、
なぜか昔ながらの折りたたみに合うサイズはないらしい。
もう一つは、
「抗菌素材の傘」
これが無い。
探し足りていないのかもしれないが、傘自体が抗菌素材の傘は存在していないのでは?
是非とも商品化してもらいたいもんだが、ひょっとしたら、
「抗菌素材の傘は商品化出来ない」
のでは?とも考えられる。
何故なら、いわゆる雑菌=モラクセラ菌が臭いの元凶であると発見されたのが
つい二、三年前のことだからだ。
今まで「抗菌素材」を謳った商品はゴマンと商品化された。
抗菌ハンドル、抗菌ペンケース、抗菌スポンジなどなど。
とにかく抗菌と名が付けば潔癖症の日本人は馬鹿みたいに
飛び付いていたわけだが、そもそも抗菌とはなんぞや?
テレビCMなどでは誇大広告にならないよう、
「99.9%除菌」
等といった中途半端なコピーで消費者をあおっているが、
本当に除菌できているかというと眉唾物ではないだろうか?
モラクセラ菌が臭いの元凶というのが判ったのがつい最近ならば、
4〜5年前に売っていた洗濯洗剤なんて、
「部屋干しのいやな臭いを除去」
なんて全く嘘っぱちと言っても過言ではないと思う。
事実、そういったコピーで売られていた洗濯洗剤を使っても
生乾き臭が全然取れなかった商品があった。
そう考えると
「抗菌素材の傘」
というのは、なんとなく菌の繁殖を抑えることは出来るが、
結局繁殖を抑え切れずに臭くなってしまい商品化出来ないのではないか?と考える。
モラクセラ菌を死滅させるためには50〜60度のお湯に10〜20分漬けおかないとダメらしい。
臭いの原因菌はそれだけではないらしいが、
花王が突き止めたモラクセラ菌の除菌方法だけを考えても、
抗菌素材の傘は効果が薄いのかもしれない。
ここ最近そのモラクセラ菌を減らす研究が進んでいるようなので、早く
「雨が降った後でも臭くならない傘」
が商品化されることを祈るビジネスマンであった。
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